LIQID社ではこれまで、お客様の要件に応じてPCIeファブリックのトポロジーを個別に設計し、
カスタム構成として提供してきました。現在は、より簡便かつスムーズに導入いただけるよう、
検証済みで多数の導入実績を持つトポロジーを標準化した構成として
SmartStack を提供しています。
この標準化されたSmartStackで約90%のお客様の要件を満たすことが可能です。SmartStackのトポロジー内であれば、HCL(Hardware Compatibility List)に記載されているPCIeデバイスやサーバの組み合わせをスムーズにご使用頂けます。また、標準構成であるため、懸念事項が生じた場合でも事前検証や対応が行いやすい点も特徴です。
従来のSmartStackはPCIe Gen4製品をベースに構成されていましたが、
PCIe Gen5対応の10スロット拡張シャーシ
LIQID EX-5410P の登場により、
PCIe Gen5製品で構成されたSmartStackの提供が開始されました。
PCIe Gen5 SmartStack(LIQID EX-5410P)
PCIe Gen5世代に対応したLIQID SmartStackは、AIやHPCなどの高度なワークロードに対応する次世代のコンポーザブル・インフラストラクチャです。PCIe Gen5はGen4と比較して約2倍の帯域幅を提供し、GPUやNVMeなどの高性能PCIeデバイスをより効率的に活用できる環境を実現します。
標準構成とGPU搭載能力
Gen5 SmartStackは、PCIe Gen5対応の拡張シャーシ EX-5410P(PCIe 10 Slots) をベースとした標準構成として提供されています。EX-5410Pには最大600WクラスのGPUを最大10枚まで搭載可能です。そのため、600W GPUに対応していない既存サーバ環境においても、本SmartStackを利用することでGPUリソースを拡張し、既存サーバ資産を有効に活用することが考えられます。
動的リソース管理
Gen5 SmartStackでは、拡張シャーシ内に搭載されたPCIeデバイスをリソースプールとして管理し、必要に応じてホストサーバへ動的に割り当てることが可能です。従来のサーバ環境では、GPUはサーバ筐体に固定的に搭載されるため、利用率の偏りや拡張性の制約が課題となっていました。しかし、AIトレーニングや大規模データ解析などのワークロードでは、GPUリソースを柔軟に割り当てることが求められています。
LIQID Matrix Softwareによる管理
これらのリソース管理は、LIQID Matrix Softwareによって実現されます。PCIe拡張シャーシに集約されたGPUやNVMeなどのPCIeデバイスをソフトウェアで管理し、PCIe Fabric Switchを介して接続されているホストサーバに対し、必要なリソースを迅速にコンポーズ(接続)することができます。利用後はディスアグリゲート(接続解除)し、他のホストサーバへ再割り当てすることも可能です。
Gen5 SmartStackのメリット
- PCIe Gen5による高帯域・低レイテンシ
- 最大600W GPUを最大10枚まで搭載可能(拡張シャーシ1台あたり)
- 既存サーバー環境を活用したGPU拡張
- 検証済み構成による安心の互換性
PCIe Gen4 SmartStack(従来モデル)
PCIe Gen4世代のSmartStackは、現在も多くの導入実績を持つ標準構成です。Gen5登場以前から、AI・HPC・データ分析環境において柔軟なGPUリソース活用を実現してきました。
標準構成とGen4 SmartStackシリーズ
LIQID SmartStackデータシート(日本語) には、以下の技術仕様が記載されています。
LIQID SmartStack 4410 シリーズ(拡張シャーシ EX-4410、PCIe 10 Slots)
LIQID SmartStack 4408 シリーズ(拡張シャーシ EX-4408、PCIe 8 Slots)
Description欄には、各SmartStack構成における接続可能なGPUおよびホストサーバの最大数が示されています。
動的リソース管理
Gen4 SmartStackでも、LIQID Matrix Softwareを使用することで、拡張シャーシ内のGPUやNVMeをリソースプールとして管理することが可能です。必要なリソースをホストサーバへ動的に割り当て、利用後は他のホストサーバへ再割り当てすることができます。
これにより、AIやHPCワークロードにおいてGPUリソースを効率的に活用することができます。
Gen5 SmartStackとGen4 SmartStackともに、各構成のホストサーバーの最大数やGPUの最大数は以下のように共通となっています。もし以下の標準構成にあてはまらない、もしくはもっと台数が多い等の際にも、ご相談可能ですので、お問合せ下さい。
|
SmartStack 10 |
SmartStack 20 |
SmartStack 30 |
SmartStack 30+ |
| 最大GPU数 |
10 |
20 |
30 |
30 |
| 最大ホストサーバ数 |
4 |
8 |
6 |
16 |
| ホスト毎のGPU数 |
最大10 |
最大20 |
最大30 |
最大30 |
コンポーザビリティ ソフトウェア |
LIQID Matrix Software |
LIQID Matrix Software |
LIQID Matrix Software |
LIQID Matrix Software |
| ラック高 |
5U |
10U |
14U |
15U |