Liqid コンポーザブルCXL2.0対応メモリソリューション製品
LiqidコンポーザブルCXLメモリソリューションは以下の特徴を備えています。
・CXL2.0対応
・GPUなどPCIeデバイスのコンポーザブル市場の先駆者であるLiqidが開発した
・CXL対応のマネージメントソフトウェアMatrixはGPUなどPCIeデバイスのマネージメントと共用可能
・単一の管理GUIでマルチファブリック管理可能 = GPU(PCIe)とMemory(CXL)を同時コンポーズ
LiqidコンポーザブルCXLメモリソリューション基本トポロジー
LiqidコンポーザブルCXLメモリソリューションの基本トポロジーは以下の図のようになります。
上図ではホストサーバが1台の構成になっていますが、複数のホストを拡張シャーシに接続することで同シャーシ内のCXLメモリデバイスへのアクセスが可能になります。
またホストの台数が拡張シャーシ内蔵のCXLポート数を上回る場合は、CXLファブリックスイッチ(別売り)を追加することでファブリックを拡張することが可能になります。
下図は基本コンポーネントであるCXLメモリモジュールをサーバ内部に実装するイメージと、CXLメモリモジュールを拡張シャーシに搭載しCXLメモリプールを形成した上で2台のホストを接続して内蔵CXLメモリへのアクセスを可能にするシステムイメージです。
CXL2.0対応製品構成
LIQIDのCDIは大きく分けて二つの構成要素で成り立っています。一つはPCIe・CXLファブリックスイッチ、もう一つはCDI管理ソフトです。
PCIe・CXLファブリックスイッチは、CDIによりプール化されたPCIeデバイス或いはCXLメモリを搭載する拡張シャーシに内蔵されたインテグレートスイッチ或いは、別途外部に設置する独立したPCie・CXLファブリックスイッチ筐体製品のことを指します。ホストサーバはこのスイッチを介して、拡張シャーシとネットワーク接続され、プール化されたデバイスにアクセスすることが可能になります。
もう一つのCDI管理ソフト「LIQID Matrix」は、拡張シャーシに搭載された個々のPCIeデバイス或いはCXLメモリを「プール」のエレメントとして登録管理し、ユーザーからのオンデマンド要求に応じてベアメタルサーバを構築し利用できるようにします。
LIQIDコンポーザブルCXL2.0メモリソリューションを構成するエレメントには以下の製品があります。
1 : Liqid Matrix
LIQID Matrix ソフトウェア(Liqid Command Center Host Software)は、デバイス管理 (GPU, NIC, SSD/HDD及びCXLメモリ)、ベアメタルマシンの管理(作成、編集、削除)そしてオーケストレーション等の機能を有しています。詳細は
LIQID Matrix ソフトウェア(Liqid Command Center Host Software)データシート(日本語)をご参照ください。
2 : CXL2.0ファブリックスイッチ
LIQID社のCXLファブリックスイッチ製品はCXL2.0プロトコルをサポートするCDFPポートを15ポート搭載するスイッチ筐体製品です。詳細は
LIQID CXL2.0 FX-5116c ファブリックスイッチ データシートをご参照ください。
3 : CXL2.0対応拡張シャーシ
LIQID CXL2.0拡張シャーシは、CXL 2.0 Gen 5.0 x16 FHFL ダブルワイドのスロットを10スロット装備する4U筐体製品です。先述したようにCXLファブリックスイッチを内蔵しており、別途CXLファブリックスイッチを設置することなくホストサーバを直接接続することが可能です。
詳細は
LIQID EX-5410C CXL2.0メモリ拡張シャーシをご参照下さい。
4 : CXL2.0 PCIe Gen5 ホストバスアダプター(HBA)
Liqid HX-5160-1C CXL 2.0 Gen 5 ホストバスアダプターは、サーバに導入してCXLファブリックスイッチを介して拡張シャーシに搭載されたCXL2.0メモリにアクセスするために必要なアダプターカードです。
詳細は
LIQID CXL2.0 HBA HX-5160-1Cをご参照ください。