LIQIDコンポーザブルGPUソリューション

コンポーザブル・ディスアグリゲーテッド・インフラストラクチャーとは？
LIQIDのCDIの提供価値は主に以下の３つに集約されます。

１：GPU密度をあげる

２：GPUを複数のホストサーバサーバに動的に割り当てる事が出来る（タイムシェア）

３：TCOの削減

・GPU密度をあげる
従来のサーバでは搭載できるPCIeデバイスの数量が、筐体の物理的制約により限定されます。それに対しCDIでは、 例えばGPUのようなPCIeデバイスをサーバから別途導入するLIQID PCIe拡張シャーシに移設、集約することでこの制約を取り払うことができます。 集約したプールの中から必要な数のGPUをLIQID Matrixソフトウェアの操作によりホストサーバに動的に割り当てることで（コンポーズ）、希望のベアメタルサーバを構成する事が可能です。 この機能により、今までGPUを搭載できなかったサーバ機種や、PCIeスロット数というサーバ筐体の物理的制約を取り払う事が出来るようになります。

・GPUを複数のホストサーバに動的に割り当てる事が出来る（タイムシェア）
“動的に割り当てる事が出来る“とは、上述のように、LIQIDのPCIe拡張シャーシに集約した（プール化）GPUの中から、必要な数のGPUをホストサーバに割り当て（コンポーズ）、使用後はGPUをホストサーバから解放（ディスアグリゲート）してプールに戻し、他のユーザのホストサーバにコンポーズできるようにすることを意味します。LIQID CDIは、このようにプール化したデバイスをオンデマンドで動的にタイムシェアすることを可能にします。従来、GPUを他のサーバで使用するためには、まずサーバの電源を遮断し、カバーを開け、対象のGPUを抜去し、移設先のサーバの空きPCIe スロット に導入し、GPUに必要な補助電源ケーブルを接続して、といった物理的な移設作業が必要でしたが、LIQID CDIでは、LIQID Matrix Softwareによるソフトウェア操作作業だけで、サーバの構成変更が即時に完了し、電気的にも注意を要する煩雑な作業から解放されます。

・TCOの削減
上の１と２の提供価値は、また、同時にTCOの削減効果をもたらします。１に関しては、例えば合計8枚のGPUが必要なシステムを構成する場合、２枚のGPUが搭載するサーバを選択すると最低4台のサーバを必要としますが、CDIを使用すると1台のPCIe拡張シャーシに全てのGPUを搭載することができるため、接続するサーバをワークロード処理を担うたった一台に減らすことが可能です。これによりサーバの台数が1/4になるため、サーバ台数・CPUコア数で累進的に費用が増加するソフトウェアライセンス費用も1/4になることが期待できます。また台数が1/4に減少することにより、サーバへの給電も1/4で済むことになり、大幅な電力の節減が見込まれます。今般のデータセンターでは、GPUサーバの導入に際しての消費電力の増大は大きな課題となっておりますので、是非LIQID CDIによるTCO削減効果をご検討ください。

概念図