技術コラム

LIQID

第3部:LIQID Matrix のユーザーインターフェイスについて

第3部:LIQID Matrix のユーザーインターフェイスについて

第1部では、動的再構成をどのように操作が行えるかご紹介致しました。第2部では、どのようなユーザーインターフェイスが用意されているか、主なメニューを抜粋してご紹介致します。

メイン画面
LIQID Matrix(Command Center)に、ログインすると、以下のようなメイン画面が表示されます。
各画面では、一番上にメインメニュー、その下にサブメニューが表示されます。

LIQID Command Center

メイン画面のメインメニュー
Command Center Main Menu

次に、メインメニューの画面をいくつかご紹介します。

システム
このシステムメニューでは、物理的に構成されているFabric下で作成されたグループ、またそのグループに登録されているホスト及びPCIeデバイスが表示され、登録及び編集が行えます。また、登録されているリソース(ホストやPCIeデバイス)の動的再構成を、このメニューから行えます。
以下の例では、Test-Groupというグループに、2台のホストが登録されているのが表示されています。

Command Center

右側に表示されているのがリソースアイコンで、登録されているPCIeデバイスになります。各アイコンは以下を意味しています。(一番左はホストのCPUを意味しています)これらは、PCIe Fabric Switchを介して拡張シャーシにインストールされているPCIeデバイスになります。

Command Center

これらのアイコンの色と、その隣に表示されている数字から、Test Groupにプールされていて割当て可能なGPUが1基、R640にはSSDが1台、R240にはGPUが1基とSSDが3台、割り当てられているのが表示されています。
また、ホスト名(ここの例ではR640-Ubuntu-2004)をクリックすると、以下のようにサブメニューが表示され、一番右には電源のON/OFFメニューがあり、ONの時には緑色に、OFFの時には青紫色になり、色で電源の状態が分かります。

イメージマネージャー
このイメージマネージャーで、OSイメージをDirectorに保存することにより、このCommand Centerで動的再構成を行った環境下でのイメージファイルのロードが行えるようになります。
Image Manager

システム構成
このシステム構成メニューでは、ノード構成、PCIeデバイス、IPMI、等の設定及び管理を行います。
Command Center

Slurm Workload Manager
このメニューでは構成されている Slurmノードの情報をSlurmボタンをクリックする事により表示できます。Command Centerからは編集は出来ません。
Command Center

このように視覚的に操作しやすいメニューが用意されていますので、多様なワークロードに合わせて、動的再構成により素早く必要なリソースを用意することが可能となります。