技術コラム

LIQID

第1部:LIQID コンポーザブル・ディスアグリゲーテッド・インフラストラクチャー(CDI)について

第1部:LIQID コンポーザブル・ディスアグリゲーテッド・インフラストラクチャー(CDI)について

Liqid(リキッド)社は、米国コロラドに本社を置き、コンポーザブル・ディスアグリゲーテッド・インフラストラクチャー(CDI)技術のリーディングカンパニーです。
LiqidのCDIは、PCIeファブリックスイッチを介して接続されているPCIeデバイス(GPU, SSD, NICなど)をプールに登録し、同じくPCIeファブリックスイッチに接続されているホストに、オンデマンドでプールされているPCIeデバイスを、Liqid社のソフトウェア(LIQID Matrix Software)によってシームレスに接続し利用出来るようにします。

Liqid社CDIの基本的なレポジトリ例は以下となります。
・Liqid Director : Liqid Matrix Software(Command Center)を実装し、Liqid CDIの管理ノードになります。Liqid Matrix Software(Command Center)へは管理ネットワーク経由で操作用PCのブラウザからアクセスし、各種設定及び動的再構成を操作します。
・Liqid PCIe Fabric Switch : プールされるPCIeデバイス及びホストは、このスイッチを介して接続されます。
・Liqid Expansion Chassis : プールされるPCIeデバイス(GPU, SSD, NIC, FPGA)をこの拡張シャーシにインストールし、Liqid PCIe Fabric Switchに接続します。
・ホスト:このホストはお客様がご用意されるホストになります。このホスト1台につき、1枚のLiqid HBAをインストールして頂き、そのHBAとLiqid PCIe Fabric Switchを接続して頂きます。

Liqid Matrix Software(Command Center)により、Liqid Expansion Chassisに実装されているプールPCIeデバイスとホストがシームレスに動的再構成され接続されます。

Liqid Topology

ご使用用途により、どのような構成が良いのか分かり易くするため、Liqidは、SmartStackという名称で、検証済みの構成を分かり易いマトリックスで提示しております。この内容に関してはSmartStackをご参照頂ければと思います。

上記のトポロジーイメージでは、Liqid Expansion Chassisに6基のGPUと4枚のNVMe Add-In-Cardがインストールされていますが、Liqid Matrix Software(Command Center)の動的再構成により、必要なだけホストに割り当てて頂く事が出来ます。どのような操作やメニューがあるか、第2部と第3部にてご紹介致します。

第2部:LIQID CDIで、実際に動的再構成を行ってみました
第3部:LIQID Matrixのユーザーインターフェイスについて