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「IBC2019」レポート

「IBC2019」レポート

サーヴァンツインターナショナルの小池です。

先月欧州最大の放送機器展「IBC2019」が開催されたアムステルダムへ行ってまいりました。

ラスベガス開催の「NAB」と同様世界中から関係者が集まる大規模な展示会ですが、ラスベガスとは対照的に、会場の「RAI Amsterdam」から少し歩くだけで現地の日常的な美しい街並みを見ることができます。また、オランダは「自転車大国」と言われているそうで、確かにいたるところに自転車置き場があり、多くの人たちが街中の自転車専用レーンをかなりの速度で走り抜けていました。

 

本題に戻りますが、広大なコンベンションセンターの至る所で「ST2110」や「NMOS」への対応が謳われており、もはやこれらへの対応は全く珍しいことではなくなっています。

さて、今回IBCには弊社が代理店を務めるMellanox TechnologiesやATTO Technologyが出展しましたが、特にMellanoxは昨今放送映像マーケットに向けた製品提案をしてきています。今回もその方向性に添った動態展示内容でした。

以下がデモ構成図です。

ハードウェア構成として、同社を合併することが決まっているNVIDIAのJetson XavirにConnectX-5を搭載する、言わば「超小型ビデオサーバ」が二台展示されており、お馴染みの100G 16ポートイーサネットスイッチSN2100を介して拠点間に見立てたST2110のライブデモが行われました。

MellanoxのソフトウェアライブラリRivermaxとConnectX-5のコンビネーションを利用することで、スムーズなマルチビデオストリーミングを実現。加えて、GPUが得意とするYCbCr-RGB変換処理をJetsonが担うことで、単にシステムの小型化のみを目的としたものではない、トータルソリューションのデモとなっていました。

Rivermaxに関する詳細情報は以前弊社ブログで説明しておりますがこちらのデモ画面でも表示されているとおり、すでにST2110準拠製品としてJT-NMの認証を受けています。

また、こちらも弊社技術コラムで紹介済みのMellanoxスイッチのテレメトリー機能”What Just Happened(WJH)”も紹介されており、イーサネットスイッチが放送機器として利用されるためのキーフィーチャーとなり得るものでしょう。

会場内ではMellanox製品が展示されているブースを目にすることが多かっただけでなく、表には出ずともRivermaxの技術が採用さてた製品デモが行われていたりと、放送映像業界における同社イーサネット製品の成長の著しさを改めて垣間見ました。確認できたうちのいくつかの例ををお伝えします。

国産カメラメーカー様のST2110対応CCUとMellanoxのSN2010が25GbE接続されています。

こちらももう一社の国産メーカー様ブースにて同じくCCUとSN2010の組み合わせです。

国産メーカー様製IPビデオサーバーとSN2410です。

こちらもMellanox製スイッチです。

日本からも多くのお客様がMellanoxブースに立ち寄ってくださり、IP化に向けた関心の高さやいよいよ具体的な動向につながる様相を呈してきました。
この数年間日本国内でもこの分野での相互接続検証は活発に行われてきました。来月日本で開催されるInter BEE 2019でも例年以上にこの流れを強く感じていただけるのではないでしょうか。InterBEE 本番をご期待ください!