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Inter BEE 2021 出展のご報告

Inter BEE 2021 出展のご報告

2021年11月17-19日に幕張メッセ ホール6-8、で開催された、第57回国際放送機器展、通称 Inter BEE 2021に出展いたしましたのでその概要を改めてご案内させていただきます。なお、昨年はオンラインのみの開催であったため、リアルでの開催は、2年ぶりとなりました。

弊社ブースは、ホール6、ブース番号6305で、2小間のサイズでの出展。NVIDIA Networking部門のご協力の元、「Get ready for IP based future with NVIDIA !」をメインテーマに掲げ、M&E市場の様々なシーンにおいて、NVIDIA イーサネットソリューションをご提案するべく以下の3つのサブテーマにてデモを実施させていただきました。


■ Get ready for IP based broadcasting!


NVIDIA Jetson XavierとConnectX-6の構成を3台用意し、2台には、Webカメラを接続しFull HDの解像度でキャプチャーを行い、映像のストリーミングを実施、NVIDIA SN3700スイッチを介して、残る1台のシステム側で双方の映像を受信し、映像比較を行うというもの。送信側は、同じシステム構成で、違いは、NVIDIAの放送業界向けストリーミングライブラリ Rivermaxが動作しているか、そうでないかのみとなります。

上記の画面右のRivermaxが 動作していないシステムでは、Jetson内の Armベースのプロセッサでストリーミングの処理を行う必要があるのに対し、左側のRivermaxが動作しているシステムでは、ConnectX-6が搭載するオフロードエンジン等によりストリーミングの処理を行うため、その違いが受信側のシステムを介して画面上に如実に表示されていました。

なおこのデモ内容は、Webマガジン、PRONEWS誌の「Inter BEE 2021展示レポート」において取材頂きました。https://www.pronews.jp/special/202111241800249081.html

 


■ Get ready for IP based ultra-speed storage!


映像編集から、AIMSのロードマップの最終段であるクラウド化に至るまで、データを保存するニーズは、変わることがありません。帯域幅が太くなればなるほど、ストレージに対する低遅延や高速性に対する要求は高まります。これに対し、ConnectX-6シリーズの特長でもある、低遅延・広帯域をさらに拡張するソリューションとして、Pliops社 のXDP(eXtreme Data Processor)との組み合わせをご案内させて頂きました。

一般に高速なSSDである、NVMe SSDをファブリックを介して活用する NVMe over Fabrics において、Pliops XDP(エクストリーム・データ・プロセッサ)カードは、カード上にプロセッサとメモリそして、スーパーキャパシタを搭載しリアルタイムにデータを圧縮し、圧縮したデータで配下のRAID を構成したNVMe SSDにアクセスする事、そして NVIDIA ConnectX-6カードとの組み合わせで、より高速・低遅延のアクセスを実現しています。

 

今回のデモでは、サーバとストレージの間双方にConnectX-6を搭載し、NVMe-ofで接続し、Pliops XDPを介した、FIO によるリードアクセスで、XDPカードのx8 PCIe Gen3の帯域幅を超える15.5GB/sのデータアクセスを実現しておりました。

 


■ Get ready for IP based studio!


放送設備のIP化において、相互接続性を確保するという点は、必須条件となります。

#1 オタリテック株式会社様/LAWO社製品とのコラボレーションデモ

オタリテック株式会社様のご協力の元、映像をSMPTE ST2110ベースで、最大200Gb/s イーサネット(GbE)に対応するNVIDIA SN3700シリーズスイッチと LAWO社のSoftware defined IP core Routing & Processing Platformである、V_Matrixの間のやり取りを行い、V_Matrix側で、従来のSDIに変換し、SDIモニターにて表示するデモを実施致しました。

 

NVIDIAスイッチは、世界的にも放送のIP化を推進されている企業であるLAWO社の製品とも問題なく接続する事がお分かりいただけたのではないかと思います。


#2-1 株式会社朋栄様とのコラボレーションデモ – 小規模非圧縮回線伝送システム

弊社は、放送設備のIP化を推進する、IP Pavilionのメンバーの一員として、ホール8のIP Pavilionブースと弊社ブースの間の約800mの距離をNVIDIA SN2000シリーズスイッチを介して、100GbEの光ケーブルで接続致しました。この接続を活用し、株式会社朋栄様とのコラボレーションデモとして、同メンバーより提供された、映像コンテンツを、朋栄様の開発された、IPゲートウェイUSF-10IPSDI12-FSとIP対応マルチビューア― MV-1640IP により、1つの画面内にSDI、ST2022-6、ST2110の映像ストリームを表示するデモを実施致しました。

 


#2-2 株式会社朋栄様とのコラボレーションデモ – 字幕付き映像 SMPTE ST2110送出

加えて、朋栄様とのコラボレーションデモの第2弾として、弊社ブースより字幕データをアンシラリーとしてST2110-40の形で重畳した映像ストリームを配信し、IP Pavilionの朋栄様の展示コーナーで字幕プレビューを行うデモを実施致しました。

これにより、NVIDIA スイッチがSMPTE ST2110-40 ベースの字幕データを問題なく通すことが実際に確認できました。これまで、放送設備のIP化に関して字幕情報に関するデモはあまりなかったのではないでしょうか?


これらの異なる最先端の分野においてもNVIDIA製品は、問題なくフィットすることがお分かりいただけたのではないでしょうか?

会期中弊社ブースにお越しいただいた方々には、改めて御礼を申し上げます。ありがとうございました。