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第2回 コンポーザブル・インフラストラクチャとは? – コンポーザブル・ストレージ

第2回 コンポーザブル・インフラストラクチャとは? – コンポーザブル・ストレージ

前回のポスト”コンポーザブル・インフラストラクチャとは?”に引き続き、

今回はNVMe-oF (TM)によるコンポーザブル・インフラストラクチャコンポーザブル・ストレージ)についてです。

コンポーザブル・インフラストラクチャを実現するとされる、現時点での多くの製品はストレージリソースプールに集約し、コンピュートノードにNVMe SSDをワークロードにあわせて自由に接続できることを主目的にした、いわばコンポーザブル・ストレージがほとんどではないかと思います。
 下の図より、現在の多くのインフラでみられるリソース固定の静的なコンフィギュレーションから、今日利用可能なコンポーザブル・ストレージへの移行についてイメージいただけると思います。
より多くのデバイスのリソースプールとダイナミックコンフィギュレーションを実現する将来のコンポーザブル・インフラストラクチャのイメージとは異なり、ストレージのみですが、Serverからストレージを分離して必要な時に必要な分を柔軟に割り当てることができます。

 CDI-Storage

コンポーザブル・ストレージはストレージ・セントリックなワークロードに対して有効でかつラックレベルでスケールすることができます。
ここで、リモートにあるストレージリソースプール(NVMe SSD)とコンピュートノードを接続するための手段としてNVMe-oF(TM)が広く使われています。
この技術によってNVMe SSDをダイナミックにコンフィギュレーションすることができます。
(NVMe as a Service)
下の図のようにコンピュートノードとストレージプールとなるターゲットのAll Flash Server、もしくはハードウェアでNVMe-oFを実現するコントローラとJBOFJust Bunch Of Flash)を一体化したシステムとをネットワークで接続して実現します。(この図ではスイッチなどのイメージを省いています。)

NVMe-oF

NVMe SSDやNVMe-oF(TM)についての詳細は割愛しますが、NVMe-oFとはPCIeインタフェースに直結されたローカルのNVMe SSDと同様に、DisaggregateされたリモートのNVMe SSDに少ない遅延(仕様上のターゲットは10マイクロ秒)であたかもローカルにあるデバイスのようにコンピュートノードに接続する技術です。コンピュートノードのOSからは単にブロックデバイスとして認識されるだけです。

NVMe-oFのトランスポートには下図のようにInfiniband、Ethernet (RoCE、iWARP)、FCなどがあります。最近ではトランスポートにNVMe over TCPが追加されました。

今後、NVMe-oFを活用したコンポーザブル・ストレージが広く普及していくのでは?と思われます。

NVMeoF

2018年のOCP Summitで紹介されたNVMe Over Fabricsのプレゼンテーションです:
Speaker: Rob Davis, Mellanox

ストレージにとどまらず、DisaggregateされたNIC、GPU、FPGAなどのリソースプールを活用するには、Liqid Inc. が製品化しているPCIeをファブリックとした真のコンポーザブル・インフラストラクチャが必要です。
LiqidのWebサイトでは”The World’s Most Comprehensive Composable Infrastructure Platform”とうたっています。
次回はこの製品の説明の前段階としてローカル接続のPCIeデバイスをリモートのPCIe Expansion chassisに実装・拡張するシステムについてに紹介したいと思います。

** 参考 **
[NVMe/ TCP (NVMe over TCP]
    Lightbits   https://www.lightbitslabs.com/
[NVMe-oF]
    Excelero “NVMesh” https://www.excelero.com/
    東芝メモリ “KUMOSCALE”  https://kumoscale.toshiba-memory.com/
    Exten Technology   https://www.exten.io/
    Eidetic Communications Inc.    https://www.eideticom.com/
    E8 Storage  https://e8storage.com/ 

 

 

※ 当初タイトルが間違っていましたので、修正させていただきました。大変失礼いたしました。