技術コラム

最新技術動向
Liqid

コンポーザブル・インフラストラクチャとは?

コンポーザブル・インフラストラクチャとは?

Composable Infrastructure (CI)
最近では
Composable disaggregated infrastructure (CDI)と表現されることが多くなってきました。

 

CDIを定義すると

 
コンポーザブル・インフラストラクチャとは

  • Serverシステムから分離された(disaggregated)オンデマンドで利用可能なデバイスリソース(ストレージ、ネットワーク、GPU/FPGAアクセラレータなど)を
  • 高速なファブリック経由で共有可能なリソースプールに集約し
  • ワークロードに応じてコンピュートノードと必要なデバイスリソースをリソースプールから自由に取り出して割り当て
  • リモートからダイナミックにベアメタルサーバを構築できる次世代のインフラストラクチャ
 と言えるのではないかと思います。

 

ワークロードの変化に応じてベアメタルサーバにさらにデバイスを追加・削除したり、不要になったサーバやリソースをリソースプールに戻すこともできるのでGPUなどの使用率が低く高価なデバイスの再利用も可能となるので投資効果も改善されます。
モジュール化されたリソースをレゴのブロックのように目的のワークロードに合わせてその形を変え、Serverを構築できることを想像してみてください。このブロックの組合わせをオーケストレーションソフトウェアでリモートから簡単に変更できます。そしてこれはハイパーバイザーを用いた仮想化ではなく物理的にこれを実現しているのです。

 

もう、ワークロードの変化、システムの更新、デバイスの追加のためにラックに向かい、Serverのトップカバーを開け……という物理的な作業が不要となります。
リソースプール内に未使用のデバイスリソースさえあれば新しくServerを購入し、設置する時間(時として何週間も待つことも!)を待つことなくすぐに運用やテストを開始できます。
ダイナミック コンフィギュレーションを実現するコンポーザブル インフラストラクチャは従来のスタティックなインフラストラクチャと比較するとインフラストラクチャのオペレータリーダーにシンプルで柔軟なリソースの活用と迅速なアプリケーションデプロイメントをもたらすと思います。

よく目にするデータセンターのインフラストラクチャに比べるとコンポーザブル・インフラストラクチャはまだまだ聞くことが少ないかも知れません。
しかしながら、コンポーザブル インフラストラクチャとは別の表現や手法でdisaggregated Infrastructureを実現、サービス運用をしている例は既に従来から存在します。
下記を参考にしてみてください。

 

1) Intel Rack Scale Design (RSD)

** 各Serverベンダー独自のRSDソリューションを提供しています。

 

2) NVMe over fabrics (NVMe-oF) によるコンポーザブル ストレージ

NVMe SSDのプール化を実現しコンピュートノードに自由にSSDを割り当てることができます。
コンピュートノードとNVMe SSDはRDMAを使用するInfinibandやEthernetmもしくはFCなどのネットワークで接続されますが、コンピュートノードからはあたかも自分のローカルのSSDのように扱うことができ遅延も少なく高速です。
RSDソリューションを提供しているメーカは現時点ではNVMe-oFによるコンポーザブル ストレージ。
NVMe SSDのプール化のみを実現しているものがほとんどではないかと思います。

 

3) Facebook「Disaggregated Rack

Facebookでは従来から自身のデータセンタ内で使用されているOCP(Open Compute Project)デザインのコンピュートノードやストレージなどをモジュール式に高密度にラックに搭載し、ハードウェア構成を容易に再構成もしくはアップグレードできるようにしています。
詳しくはOCPのプレゼンテーションやOCP Summitのビデオなどが公開されていますのでそちらを参照ください。
タイミングよくLiqid Inc.のCEO SumitがtheCUBEのインタビューショーでLiqid inc.のPCIeファブリックで実現するコンポーザブル インフラストラクチャについて説明していますのでぜひご覧ください。
Ethernetを活用するHPE Synergyとの比較についても述べられています。
次回はLiqid Composable Infrastructureの概要についての投稿を予定しています。
実際の製品例をもとにコンポーザブル インフラストラクチャについて理解が得られるかと思います。

[追伸]
SAN JOSEにて
今週はOCP Summit、来週はGTCのブースにて製品紹介をしています。