LIQID、AMD Instinct™ MI350P GPUを搭載した大規模スケールアップAIプラットフォームを発表
最大30基のAMD Instinct™ MI350P GPUとLiqidのGPUプーリングプラットフォームを組み合わせ、画期的なAI推論性能と高い運用効率を実現
米コロラド州ウェストミンスター—(BUSINESS WIRE) — ソフトウェア定義型メモリーおよびGPUプーリングインフラストラクチャのグローバルリーダーであるLiqid®は本日、最新のAMD Instinct™ MI350P GPUを中核とした次世代AIインフラソリューションを提供するため、AMDとの戦略的協業を発表しました。
この協業により、LiqidのGPUプーリングソリューションとAMDのPCIeベースInstinct GPUを組み合わせることで、エンタープライズおよびクラウド事業者は、既存のデータセンターアーキテクチャを全面的に刷新することなく、拡張性と運用効率に優れたAIインフラを導入できます。
AI推論ワークロードは規模・複雑性ともに拡大を続けており、企業には、より高い性能を実現すると同時にGPU利用率を最大化し、生成されるトークン当たりのコストを低減できるインフラが求められています。
AMD Instinct™ MI350PシリーズGPUを採用したLiqidのソリューションでは、最大30基のGPUを1台のサーバーへ動的にプールし、スケールアップ構成を実現できます。これにより、大規模なGPUアクセラレーターファブリックを構築し、最大規模のAIモデルを効率的に展開することが可能になります。その結果、
* 画期的なAI推論性能
* GPU利用率の向上
* 業界最高水準のトークン効率(Token Economics, トークンエコノミクス(AI推論における性能・コスト・電力効率を総合的に評価する指標)
を実現します。さらに、特殊な冷却設備やデータセンター全体の再設計を必要とすることなく、
* 1秒あたりの生成トークン数(Tokens per Second)の向上
* 投資額当たりの生成トークン数(Tokens per Dollar)の向上
* 消費電力当たりの生成トークン数(Tokens per Watt)の向上
を実現します。
Rick Hegberg(Liqid CEO)は次のように述べています。
「LiqidはGPUプーリングおよびスケールアップ技術のリーダーとしての地位を確立しています。AMD Instinct™ MI350Pシリーズは、次世代AIインフラを構築するために最適なPCIeベースGPUです。GPU利用率とトークン当たりのコストが経済性を左右するエンタープライズ向けAI推論に最適化されたソリューションを提供できるようになります。」
また、AMD コンピュート&エンタープライズAIグループ コーポレート・バイスプレジデントのSuresh Andani氏は次のように述べています。
「AMD Instinct™ MI350P PCIe GPUは、特殊なインフラを必要とすることなく、優れたAI推論性能を提供します。LiqidのGPUプーリングソリューションと組み合わせることで、お客様は必要に応じてGPUリソースを柔軟に拡張し、GPU利用率の向上、インフラコストの削減、そして業界最高水準のAI推論における経済性を実現できます。」
| Liqid UltraStack 30 – AMD MI350 | |
| サーバー | AMD EPYC 9005 シリーズCPU, デュアルソケット |
| GPU | 30× AMD Instinct™ MI350P PCIe |
| AI性能 | 69 PFLOPS (FP8) |
| GPU HBMメモリー容量 | 4.3TB |
| 総システムパワー | ~22kW |
主なメリット
- 最大30基のAMD Instinct™ MI350P GPUを1台のサーバーに集約
- 4TB超のHBM3Eを活用し、大規模LLMの推論を高速化
- Kubernetes対応により複数モデルを柔軟に運用
- フロンティアモデルや長文コンテキストLLMの導入コストを大幅削減
- 最大65%の導入コスト削減、最大50%の消費電力削減
AI推論向けに最適化
本ソリューションは、AI推論(AI Inference)向けに最適化されています。AI推論では、インフラの効率が導入コストやビジネス価値に直結します。
Liqidのファブリック上でAMD Instinct™ GPUをプール・共有することにより、お客様はAIインフラにおいて重要となる以下の指標を大幅に改善できます。
- 最大3.7倍のTokens per Second(1秒あたりの生成トークン数)
- 従来型サーバーと比較して、AI推論のスループットを大幅に向上。
- 最大2.1倍のTokens per Dollar(投資額当たりの生成トークン数)
- 同じ設備投資で、最大2倍以上のAIトークンを生成可能。
- 最大1.8倍のTokens per Watt(消費電力当たりの生成トークン数)
- AI推論の電力効率を大幅に向上し、生成トークン当たりの消費電力を大きく削減。
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指標 |
値 |
|
Performance per kW |
~3.14 PFLOPS/kW |
|
HBM per kW |
~195 GB/kW |
|
HBM per PFLOP |
~62 GB/PFLOP |
CXLメモリープーリング対応システム
AMDを採用したLiqidプラットフォームは、将来のCXLメモリープーリングに対応可能なアーキテクチャとして設計されており、メモリー容量の拡張や、複数サーバー間でのメモリー共有を実現する将来への道筋を提供します。
CXLによるメモリープーリングおよび共有技術の成熟に伴い、お客様はKVキャッシュやその他の大容量メモリーを必要とするAIワークロード向けに、テラバイト級のメモリーを動的に割り当てることが可能になります。
さらに、大規模GPUプーリングと組み合わせることで、この次世代アーキテクチャは、
- より大規模なAIモデルへの対応
- AI推論スループットの向上
- AIインフラの経済性の大幅な改善
を実現し、これまでにない性能、効率性、そして拡張性を提供します。
主な用途・対象ユーザー
AMD Instinct™ MI350P GPUとLiqidのGPUプーリングプラットフォームを組み合わせた本ソリューションにより、お客様は従来のサーバーの制約を超えてAIインフラを拡張し、
- より大規模なAIモデルの実行
- 1台のサーバーでより多くのモデルを運用
- 業界最高水準のAI推論における費用対効果
を実現できます。
主なエンタープライズ向けユースケースは以下のとおりです。
◆エンタープライズ向けAIエージェント
営業、HR、人事、マーケティング、法務、ソフトウェア開発支援などのAIアシスタントをオンプレミス環境で運用し、機密データを社内に保持しながら、予測可能なコストで運用できます。
◆RAGおよび長文コンテキスト推論
4TBを超えるHBM3Eメモリーを活用し、Retrieval-Augmented Generation(RAG)や長文コンテキストを扱うLLM推論を高速かつ効率的に実行します。
◆科学技術・研究用途
創薬、材料科学、機械設計など、需要に応じてGPUリソースを柔軟に拡張できる環境を必要とする科学技術分野に最適です。
◆複数モデルの統合運用
小規模・中規模・大規模モデルを単一の共有GPUプール上で運用することで、1台のサーバー当たりのモデル収容密度を高め、インフラ利用効率を最大化します。
想定されるユーザー
本プラットフォームは、AIを大規模に展開する以下のような組織を対象としています。
- 大規模AI導入企業
- NeoCloudサービスプロバイダー
- AIサービスプロバイダー
- エンタープライズAI開発・運用チーム
- HPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)および研究機関
AMDのAIアクセラレーターとLiqidのGPUプーリングインフラを組み合わせることで、ワークロードの変化に応じて柔軟に最適化できるAI環境を構築できます。
今後の展開
LiqidとAMDは、オープンで拡張性の高いAIインフラプラットフォームの実現に取り組んでいます。この取り組みにより、AI導入を加速するとともに、性能、運用効率、そして投資対効果(ROI)の最大化を目指します。
今後は、開発の進展やお客様への導入開始に合わせて、両社の共同ソリューションに関する詳細情報を順次公開する予定です。
Liqidについて
Liqidは、ソフトウェア定義型メモリーおよびGPUプーリング技術のグローバルリーダーです。
柔軟性、高性能、そして高効率を兼ね備えたデータセンターおよびエッジ向けソリューションを提供し、優れたトークンエコノミクス(Token Economics)を実現します。
Liqidのソリューションは、
- 次世代AI推論
- KVキャッシュ
- インメモリーデータベース
- VDI(仮想デスクトップ)
- 仮想化環境
- HPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)
などの幅広いワークロードを支えています。
また、クラウドサービスプロバイダー、金融機関、高等教育・研究機関、医療、メディア・エンターテインメント、政府・防衛分野など、さまざまな業界のお客様に採用されています。
Liqidは、メモリー、コンピュート、各種アクセラレーター(GPU、DPU、TPU、FPGA)、ストレージ、およびネットワークを数秒で物理ベアメタルサーバーへ構成・再構成・拡張できるソフトウェアを提供しています。
これにより、お客様はITインフラを最適化し、メモリーおよびGPUの利用率を最大100%まで高めることで、
- 消費電力当たりの生成トークン数(Tokens per Watt)
- 投資額当たりの生成トークン数(Tokens per Dollar)
- 1秒当たりの生成トークン数(Tokens per Second)
を最大化できます。
商標・免責事項
© 2026 Liqid, Inc. All rights reserved.
LiqidおよびLiqid Matrixは、Liqid, Inc.の登録商標です。その他の商標は、それぞれの所有者に帰属します。
AMD Instinct™ MI350Pに関する性能値は、2026年4月~5月時点でAMDが公開した仕様および技術予測に基づいており、今後変更される可能性があります。
Liqidソリューションに関する性能指標は、社内評価および予測に基づく目標値であり、システム構成やワークロードによって結果は異なります。
AMD、AMD Arrowロゴ、AMD Instinct、CDNA、EPYC、ROCmおよびこれらの組み合わせは、Advanced Micro Devices, Inc.の商標です。PCIeはPCI-SIG Corporationの登録商標です。